Nory18歳の青春
-故郷を離れこの国に生きるー
定時制高校に通うNoryは一学年末、無遅刻・無欠席皆勤と成績優秀の二つの表彰を受けて、無事二学年に進級しましたが、家庭では様々な問題を抱えていました。
親の国際結婚により来日し、日本の学校に通う外国籍の生徒、日本語を話さない母親を持つ子どもの将来についてお話できればと思っています。
報告者 林内 隆二(はやしうち りゅうじ) さん
二〇年間の定時制高校勤務を終え退職後、人権バンド「願児我楽夢」のリーダーとしてコンサート活動の傍ら、外国人技能実習生などのニューカマーを対象とする日本語教室でボランティア活動に従事。(公社)福岡県人権研究所外国人部会会員。現在、北九州市内の定時制高校にて、帰国子女・外国人生徒適応指導特別任務に就いている。
日時 2019年9月21日(土) 14時~16時
会場 八幡西生涯学習総合センター301会議室
北九州市八幡西区黒崎三丁目15番3号 コムシティ3階(JR黒崎駅前)
参加費 無料
<お問い合わせ>
公益社団法人 福岡県人権研究所
〒812-0046 福岡県福岡市博多区吉塚本町13-50
福岡県吉塚合同庁舎4階
(電話)(092)-645-0388/ 0387(FAX)
(部会員報告)
「三・一独立運動百周年の催し(ソウル)に参加して」
三・一独立運動から百年。今年、韓国では至る所で三・一独立運動百周年関連の催しが行われています。3月と4月の初めに、ソウル市内で行われている三・一独立運動百周年関連の催しに参加しました。百年前「独立宣言」が読み上げられた現地へ赴き、三・一独立運動百周年の催しに参加することで人と出会い、学んだこと、感じる空気や人の思いがありました。韓国では日常生活の中で史実を伝えるとりくみが行われている一方、私たち日本に暮らす者がその史実を知ろうとするとき、温かく受け止めてくれる人たちがいました。その出会いが、史実をどう捉え、どうつながっていくのかを考えさせてくれました。出会った人たちの思いを、少しでもお伝えできたらと思っています。
(それが出会った人たちへの恩返しになると信じて)
報告者 高松(たかまつ) 美保子(みほこ) さん
(公社)福岡県人権研究所会員。人権にかかわる様々なとりくみでの出会いからエネルギーをもらって生活している50代。皮革産業との出会いから、レザークラフトにはまり込んでいます。
日時 2019年7月27日(土) 11時~13時
会場 福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)研修室
福岡市中央区舞鶴2丁目5番1号 あいれふ8階 (地下鉄赤坂駅から徒歩5分)
参加費 無料
<お問い合わせ> 公益社団法人 福岡県人権研究所
〒812-0046 福岡県福岡市博多区吉塚本町13-50
福岡県吉塚合同庁舎4階
(電話)(092)-645-0388/ 0387(FAX)
第198回定例研究会(2018年度 第2回外国人部会・ジェンダー部会) (アジア女性センター共催)
「女だから日本へ?―移民大国ネパールから見た日本」
昨年度の外国人部会では、日本語学校に通う留学生の状況について、日本語学校講師の方や、ネパール出身の元留学生で現在は日本で働かれている方にお話を伺いました。今回はネパール出身女性の移住労働者について、日本と他国へ移住した場合の比較についてお話を伺います。
(講師より)
ネパール人は、全国で6番目、福岡県で4番目に多い外国籍住民であり、大半は「留学」や「家族滞在」資格で滞在している。南アジア出身者の中でも女性比率が高く、留学生同士の結婚や、妻や子どもの呼び寄せも多い。全人口2600万人のうち220万人の在外人口が、外貨送金で国家経済を支えるネパールでは、多くの若者が就労機会を求めて国外へと移動している。学歴が必要な英語圏への移住は庶民にとって叶えにくい夢であり、大半は湾岸諸国やマレーシアで単純労働に従事している。しかし、これらの国での劣悪な労働環境や人権侵害はメディアでも報道されており、特に女性の移住先としては好まれない。日本は「渡航費はかかるが、安全な移住先」と認識されているが、セクシュアル・ハラスメントに遭ったり、日本が男性優位社会であることに失望したネパール人女性も少なくない。「女だから日本に来た」彼女たちが日本で得たもの、失ったものは何か、日本で暮らすネパール人女性と、他国に移住したネパール人女性の暮らしの対比から、日本社会を照射する。
講師 田中雅子さん
上智大学総合グローバル学部教授。社会福祉士。1989年大卒後、福岡市での会社員生活を経て、イギリスの大学院で「ジェンダーと開発」を学ぶ。1995年より2009年の間、2度にわたり約10年間ネパールで暮らす。「滞日ネパール人のための情報提供ネットワーク」で外国人相談に関わる。主著に『移住によって潜在能力は発揮できるか?―ジェンダーの視点で見た滞日ネパール人の特徴』(佐野麻由子と共著、アジア女性交流・研究フォーラム、2016年)、『ネパールの人身売買サバイバーの当事者団体から学ぶ』(上智大学出版、2017年)。
日時 2018年 7月 14日 (土) 11時〜13時(予定)
会場 福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)研修室 (地下鉄赤坂駅から徒歩5分)
福岡市中央区舞鶴2丁目5番1号 あいれふ8階
参加資料代 500円
<お問い合わせ> 公益社団法人 福岡県人権研究所
〒812-0046 福岡県福岡市博多区吉塚本町13-50福岡県吉塚合同庁舎4階
(電話)(092)-645-0388/ 0387(FAX)
※配布資料準備のため、参加ご希望の方は7月11日(水)までに研究所にお申し込み下さい。(当日参加もOK)