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部落問題部会 第5回 研修会のご案内

今回の研修会内容は、野間宏の代表作の一つ「青年の環」の紹介と、今年度から新たに行っている「井元麟之・その人と思想」第5回として、大学の授業の中で井元麟之のことをどう教えているかを中心に、具体的な授業内容を報告をします。
多くの方のご参加をお待ちしています。学び合いませんか、教育・啓発の理論と実践について !!


日 時  2024年3月2日(土) 13:00受付 13:30開会

会 場  福岡市教職員組合東部事務所 
〒812-0054福岡県福岡市東区馬出4丁目2-17
当日のお問い合わせ先:090-7162-5622 
内 容 

1.『青年の環』(野間宏)紹介    報告者:黒木 香代子さん 
 『青年の環』:作者 野間宏  全5巻 6部 原稿用紙8000枚、登場人物100人以上の小説。1947年~1970年にかけて執筆。谷崎潤一郎賞、ロータス賞を受賞
「部落の中には解放があった。・・・いや、長い年月人々から差別され賤しめられた部落の人々には解放に対する限りない欲求があった。そこには日本の如何なるところにも見出すことのできない『人間』に対する愛があった。」(本文より)
「被差別部落の問題、戦争の問題、個と全体の問題、家の問題、性の問題、生と死の問題、政治の問題、精神病の問題、愛の問題、宗教の問題など書かなければならない問題が多く残っている」
(「全体小説」についての野間宏の言葉より)

2.「井元麟之・その人と思想」 第5回 ~大学での授業内容から~ 
報告者:貞永 靖さん
大学で行われている「人権・同和問題」の授業内容から、人権について、部落差別についてどう教えているのかを紹介します。併せて授業の中で井元麟之のことをどう位置付けているか報告します。


☆参加費は無料です。会場横に駐車場がありますが台数が限られています。
〈お問合わせ先〉
公益社団法人福岡県人権研究所 
TEL(092)645-0388  FAX(092)645-0387

  • 2024年02月19日(月)12時41分

部落問題部会 第4回 研修会のご案内

今回の研修会内容は、一昨年出版された絵本『いのちの花』の『実践事例集』(「人権研究所出版」)の中の授業実践からです。福岡市で行われた、社会科の授業と人権・部落問題の教材とを結びつけ、膨らませた実践の発表です。併せて「井元麟之・人とその思想」の第3回も行います。内容は、爆弾の無い爆弾事件と言われている「福岡連隊事件」についてです。福連事件の秘話も含めて・・・。
多くの方のご参加をお待ちしています。学び合いませんか、教育・啓発の理論と実践について !!

日時:2024年1月27日(土)13:00受付 13:30開会
会場:福岡市教職員組合東部事務所 
(福岡県福岡市東区馬出4丁目2-17)
内容:
1.授業実践報告・「絵本『いのちの花』が生まれでた‼」:実践事例集より
報告者:古賀朗さん
テーマ:「絵本『いのちの花』と歴史授業」
「~いのちはこのむらで ずーっと生きた」(絵本『いのちの花』)とつながる中学校3年間の人権学習と社会科授業をつなぐ取り組み。歴史授業の筑前竹槍一揆を取りあつかう時に、人権学習と連動させる。一揆勢の焼き討ちに会い、ほぼ全焼に近い被害を受けた「むら」が自ら住宅要求や学校建設にいどみ、立ちあがる。その史実に出会い、誇りをもって生きようとする現代の中学生の作文(「生まれた町が好き」)を読み、子どもたち自身にも問いかける試み。
(「堀口村」教材3部作:『実践事例集』参照)
2.「井元麟之・その人と思想」~第4回 「福岡連隊事件」について~
報告者:上滝怜子さん
テーマ:「福岡連隊事件と井元麟之」
1926年井元麟之(21才)が福岡連隊に入隊する。その軍隊内で、次々に差別事件が発覚。彼はついに、軍隊内で被差別部落出身者の名簿なき名簿をつくり、「兵卒同盟」を組織した。外の水平社に連絡し、水平社の面会と糾弾が行われた。やがて、福岡連隊に水平社が爆弾を仕掛けたという「爆弾のない爆弾事件」が起こり、治一郎以下十数名が有罪となり、逮捕された。実は、裁判の中で「有罪」を確定づけた青年の証言があった。その50年後・・・。

問合せ:公益社団法人福岡県人権研究所 
TEL(092)645-0388  FAX(092)645-0387

  • 2024年01月05日(金)13時38分

部落問題部会 第3回 研修会のご案内

今回の研修会内容は、昨年出版された絵本『いのちの花』の『実践事例集』(「人権研究所」の中の授業実践より、嘉麻市で行われた授業事例の発表です。併せて「井元麟之・人とその思想」の3回めの研修会を行います。内容は、「水平社宣の変遷」についてです。
多くの方のご参加をお待ちしています。学び合いませんか、教育・啓発の理論と具体的な実践について !!

日 時  2023年11月18日(土) 13:00受付 13:30開会
会 場  福岡市教職員組合東部事務所 
〒812-0054福岡県福岡市東区馬出4丁目2-17
当日の連絡先:09018719994
内 容 
1 授業実践報告・「絵本いのちの花が生まれでた‼実践事例集」より
=「主人公は 自分なんだ!」=
~ 質問に答えない 「質問集会」のとりくみ ~
報告者 中島亮太 さん(稲築西義務教育学校)
クラスで絵本『いのちの花』の読み込みを深め、分からない言葉を拾い、考え深めあう。その後に、絵本の作者を呼んで質問集会をする。これは、質問にすぐ<答えない>質問集会である。逆に生徒に何度も即興で質問を投げかけ、揺さぶる。やがて、子どもたち自身から、一番大切な≪答え≫がそれぞれの言葉ででてくる。その時の子どもの輝き!
「答」の押しつけではない、禁句ではない、同和教育のチャレンジ!!    

2 井元麟之・その人と思想 第3回 
=「人の世に熱あれ 人間に光あれ」= 
~ 水平社宣言・12個の変遷をたどる ~
報告者 青木 翼さん(稲築東義務教育学校)    
「解放令」から51年後、うち続く差別のなか「起きてみろ 夜明けだ!」と、ついに全国水平社が結成された。この水平社創立宣言は人間主義と部落民主義にみちた宣言であると言われている。だが、水平社は戦中の第16回大会後に自然消滅してしまう。そのなかで、水平社宣言は12回出されている。今回はその変遷を追うなかで、水平社100年の変遷とその思想を辿ってみよう!

参加費・資料代  500円
〈お問合わせ先〉公益社団法人福岡県人権研究所 
TEL(092)645-0388  FAX(092)645-0387

  • 2023年10月31日(火)11時25分