2014年5月18日(日)13時~通常総会
総会終了後、14時45分頃~記念講演
演題 「水俣病事件の現在と水俣学の課題:差別と人権の視座から」
講師 花田昌宣さん(熊本学園大学社会福祉学部教授、水俣学研究センター長)
場所 福岡県人権啓発情報センター(ヒューマンアルカディア)視聴覚室
福岡県春日市原町3丁目1−7 クローバープラザ西棟7階
(JR鹿児島本線「春日駅」徒歩1分) 電話092-584-1271
※ 会員以外の方は、参加資料代500円が必要です。
水俣病発生の公式確認から58年。いまも水俣病の問題、被害者に対する補償と救済の問題は続いています。水俣病事件がどこかで解決したと思っておられる方は多く、なぜいま新聞に訴訟の判決や水銀条約などで水俣病の記事が出るのか、わかりにくくなっているといわれます。水俣病という公害事件の歴史と現在をひもとけば、そこには抜きがたい差別があることが見えてきますし、その点の理解なくして、水俣病の教訓など語りようもありません。
それは、単に教育現場で「水俣病がうつるぞ」などと野次を飛ばしたという差別事象ばかりではなく、公害の発生と原因究明の妨害から今日の補償問題に至るまでの行政の施策や加害企業チッソの対応、また被害者たちの水俣病による苦痛と苦悩から地域社会や職業選択に至るまで根深いものがあります。それは「水俣」にたいする差別であるとともに、住民の分断などをもたらすものでもあります。
私は故原田正純氏が提唱した水俣学を実践し、被害者・住民とともに現場に根ざした新たな学を構想しています。この水俣学の視点と方法から差別と人権の問題を語ってみたいと思います。
花田 昌宣(はなだ・まさのり)
1952年大阪生まれ。熊本学園大学社会福祉学部教授、水俣学研究センター長。熊本県部落解放研究会会長。九州地区部落解放史研究協議会会長。専攻は経済学・社会政策。学生時代から水俣病の問題に取り組み、患者とともに歩みを進めてきました。水俣病、被差別部落、障害者などの差別と人権の課題を教育研究と実践の課題にしています。
【※このイベントは終了しました】
公益社団法人 福岡県人権研究所 定例研究会
2013年度 第2回 ジェンダー部会
講演「伊藤野枝と代準介」
講師 矢野寛治さん(書評家、映画評論家)
2013年9月で、婦人解放運動家・伊藤野枝没後90周年を迎えます。代準介は伊藤野枝の伯父にあたり、『部落解放史・ふくおか』創刊号で、井元麟之さんの「ひとつの人間曼荼羅―代準介翁「牟田の落穂」より―」の中でも紹介されています。妻が代準介の曾孫に当たり、昨年末に『伊藤野枝と代準介』(弦書房)を上梓された矢野寛治さんをお招きして、お話を伺います。
日時 12月14日(土)午後6時~8時
会場 ココロンセンター研修室
(博多リバレインオフィス10階)
資料代 500円
お問い合わせ 公益社団法人 福岡県人権研究所
電話(092)-645-0388/ 0387(FAX)(担当:田中)
【※このイベントは終了しました】
福岡県人権研究所では、2013年度の「史実と授業・啓発の結合めざして」を下記の要領で開催します。
本年度は、豊の国宇佐市塾塾頭・教覚寺住職平田崇英さんを講師に迎え、長年、宇佐市塾で取り組んでこられた旧海軍航空隊宇佐基地の遺構保存運動と町おこしについて語っていただきます。遺構保存運動の始まりから、資料集「宇佐航空隊の世界」Ⅰ~Ⅴの発刊、史跡公園城井一号掩体壕の整備、遺構の市文化財指定、JRウォーキングとタイアップした宇佐航空隊ウォークの開催、米軍機のガンカメラフィルムに残された新映像の発見と続く運動の発展過程には、これからの平和教育や歴史遺産を核とした町おこしに関する、多くの新発想が含まれています。
教育や行政の関係者から、町おこしのヒントをお探しの商工会議所メンバーまで、多くの方々の参加をお待ちしております。
日時 2013(平成25)年11月2日(土)14時~17時30分
受付(13時40分から)
会場 AIMビル3階 311・312会議室
(北九州市小倉北区浅野3-8-1・小倉駅北口から徒歩5分)
解説 「沖縄特攻作戦と九州の戦争遺構」(14時10分~15時00分)
加藤陽一(公益社団法人 福岡県人権研究所理事)
講演 「宇佐航空隊遺構保存運動と町おこし」(15時20分~17時00分)
講師 平田崇英(ひらた そうえい)さん(豊の国宇佐市塾塾頭・教覚寺住職)
参加・資料代 1200円
◇主催:公益社団法人福岡県人権研究所
◇後援(申請予定):北九州市、北九州市教育委員会、福岡県人権・同和教育研究協議会、福岡県高等学校人権・同和教育研究協議会、北九州人権フォーラム21、北九州市同和教育研究協議会
◇事前申込みは不要です。
◇問合せ:公益社団法人福岡県人権研究所
〒812-0046福岡市博多区吉塚本町13-50 吉塚合同庁舎4F
℡ (092)645-0388 FAX (092)645-0387
【※このイベントは終了しました】
講演&フィールドワーク
「筑前竹槍一揆と古都大宰府関連史跡を巡る」
◆「筑前竹槍一揆」とは
明治4年の「解放令」施行から2年後の6月6日、筑前地域で起きた大規模な一揆。10万人が参加したと言われる。一揆は福岡・博多を巻き込み県庁を打ち壊した。
文明開化政策を進める明治政府と福岡県に対する反発から起きた一揆であるが、「解放令反対」を掲げて被差別部落を襲撃、1500戸以上が焼かれた。
◇日 時 10月13日(日)小雨決行
9:30受付 10:00開会 15:30終了(予定)
◇講 師 石瀧豊美さん(福岡県人権研究所理事/イシタキ人権学研究所所長)
◇会 場 筑紫野市京町児童センター (西鉄電車二日市駅徒歩約10分) 鎮撫隊小野隆介碑
(集合・解散予定) 〒818-0056 筑紫野市二日市北4-1-5 / ℡ 092-922-4919
◇内 容 説明「筑前竹槍一揆について」、 「京町識字50年のあゆみ」
フィールドワーク 太宰府桜町地区、榎地区;現地講師に説明をお願いしています。
昼食は、太宰府市南隣保館(太宰府市朱雀2-3-1)でとる予定です。
◇参加費 (保険代・資料代含) 一般1500円/研究所会員1200円/高校生以下無料
* 昼食は、持参か申し込み(お茶付600円)
◇主催:公益社団法人福岡県人権研究所
◇申込み:準備の都合上、9月30日(月)までに(FAXまたはメールで)
お申込み下さい。
◇問合せ:公益社団法人福岡県人権研究所
〒812-0046福岡市博多区吉塚本町13-50 吉塚合同庁舎4F
℡ (092)645-0388 FAX (092)645-0387
URL http://www.f-jinken.com/
◇集合場所等に変更がある場合は、ホームページに掲載するとともに、参加申込者に御連絡します。
【※このイベントは終了しました】
日時 2013年7月27日(土曜日) 14時~16時
場所 福岡市人権啓発センタ(ココロンセンター) 交流室
博多区下川端町3-1博多リバレイン10階(092-262-8465)
内容~①前回の内容について
②全同教「四認識論」と福岡の実践について
・レポート報告
・協議
・振り返り
③事務連絡
絵はDVD教材「あおぞら」より
<お問い合わせ>(公社) 福岡人権研究所(担当:谷口)
電話(092)-645-0388
【※このイベントは終了しました】
今回の海外人権スタディツアーは「識字」「女性」を主なテーマとして、ソウルとその周辺の人権関連地を巡ります。ソウル郊外の識字学級で韓国語を学ぶオモニ(お母さん)たちとの交流や2012年5月に開館した「戦争と女性の人権博物館」の見学。急増する外国人(妻たちを含)の支援を行う「ソウルグローバルセンター」などを視察します。さらに、希望者には韓服試着やハングル文字の書道体験なども予定してしています。見て、学んで、体験できる人権スタディツアーに是非ご参加ください。
*旅行期間 : 2013年8月29日(木)~8月31日(土) <2泊3日>
*旅行内容 : こちらをご参照ください。
*旅行代金 : お一人様あたり 65,000円
※申込者15名でツアー催行
※上記代金に含まれるもの:
往復航空券、宿泊費(ツイン利用)、ガイド料、現地移動費、
行程表(2ページ目)記載の食事代(飲物代は各自払い)、コーディネート費
※燃油サーチャージ、空港税は含まれてません(8,985円 6月20日現在)シングル追加13000円
*問合わせ : (公社)福岡県人権研究所(担当:柳井美枝) TEL:092-645-0388
*締切り日 : 2013年7月19日(金)
お申し込み用紙と詳細はこちらをクリックしてご覧ください。
【※このイベントは終了しました】
(公社)福岡県人権研究所では、昨年に引続き、近年の部落史研究が明らかにしてきたことを、啓発や教育、あるいは運動の現場に活かしていくために、部落史講座を開催します。今年は全九州水平社創立90周年の節目を迎え、「水平社」をテーマに、下記の講師をお招きします。是非ご参加下さい。
1 日時 2013年 8月10日(土)10:00~17:00
2 会場 福岡県部落解放センター 4階大会議室
福岡市博多区千代1-29-12 (092-651-7333)
アクセス:JR鹿児島本線「吉塚駅」から徒歩7分。 地下鉄箱崎線「千代県庁口」から徒歩8分。
パピヨンプラザ(ショッピングモール)前
3 タイムテーブル <裏面に詳細な講師・講座内容の紹介>
○9時30分~ 受付
○10時~11時30分
石瀧 豊美 さん
テーマ 「生きることが闘いだった! 水平社以前・黎明期の解放運動
―解放令、筑前竹槍一揆、復権同盟、九州平民会、鎮西公明会―」
○13時~14時30分
駒井 忠之 さん
テーマ 「海外からみた水平社宣言」
○15時~16時30分
廣畑 研二 さん
テーマ 「水平社創立の舞台裏―日本社会主義同盟―」
4 参加テキスト代 1800円 (研究所会員は1500円、学生は500円)
5 申し込み・問い合わせ 公益社団法人 福岡県人権研究所
〒812-0046 福岡市博多区吉塚本町13-50福岡県吉塚合同庁舎4階
電話 092-645-0388 /FAX 092-645-0387
主催:公益社団法人 福岡県人権研究所
後援:福岡県教育委員会/福岡市/福岡市教育委員会/福岡県教職員組合/福岡市教職員組合/福岡県高等学校教職員組合/部落解放同盟福岡県連合会/福岡県人権・同和教育研究協議会/福岡市人権教育研究会 (申請中を含む)
お申し込み用紙と詳細はこちら をダウンロードしてご覧ください。
【※このイベントは終了しました】
日時 2013年6月22日(土曜日) 14時~16時
場所 福岡市人権啓発センタ(ココロンセンター) 交流室
博多区下川端町3-1博多リバレイン10階(092-262-8465)
内容~①年間計画(案)について
参加者の要望を取り入れていきます。
②「人権『同和』教育におけるセルフエスティーム論」について
・レポート報告(報告者 峰 司郎)
・協議
・コメント 事務長谷口研二
③事務連絡
絵はDVD教材「あおぞら」より
*部会後懇親会の予定をしています。
<お問い合わせ>(公社) 福岡人権研究所(担当:谷口)
電話(092)-645-0388
*会員以外の方もぜひ誘って参加してください。歓迎します。
【※このイベントは終了しました】
○日時 2013年6月8日(土)13時30分~17時
○会場 福岡県人権啓発情報センター研究室
(住所)春日市原町3丁目1-17 クローバプラザ7階
(交通)JR春日駅下車徒歩1分
○内容 第一部 外国人部会 13時30分~
演題「法改正後の外国人実習生問題」
講師 中島真一郞さん(コムスタカ外国人と共に生きる会代表)
第二部 ジェンダー部会 15時30分~
演題「日本における男女共同参画社会の現状と課題」
講師 山田澄子さん(福岡県人権研究所理事)
▽資料代 500円(第一部、第二部合わせて)
【※このイベントは終了しました】
○日時 2013年5月19日(日) 13時30分~
○会場 ホテルレガロ福岡
(住所)博多区千代1-20-31
(交通)地下鉄「千代県庁口」四番出口徒歩三分
○内容 通常総会 13時30分~
記念講演会 15時~(予定)
演題「各地の人権意識調査の結果から見えること
~部落問題を中心に~」
講師 阿久澤麻理子さん(大阪市立大学創造都市研究科教員)
「公益社団法人」移行記念祝賀会(記念講演会終了後)
【※このイベントは終了しました】
日頃より、(社)福岡県人権研究所の機関誌『リベラシオン―人権研究ふくおか―』をご愛読頂き、誠にありがとうございます。下記の通り、リベラシオン(143~149号)の執筆者と読者の交流会を行いますので、皆様ふるってご参加下さい。
日時:4月7日(日)午後3時~5時
場所:ココロンセンター研修室(博多リバレインオフィス10階)にて
※お手持ちの『リベラシオン』(143~149号)をご持参いただいてもかまいません。
<お問い合わせ>
(社)福岡県人権研究所(担当:田中)
電話(092)-645-0388/ 0387(FAX)
(当日場所案内:ココロンセンター)
092-262-8464
【※このイベントは終了しました】
外国人部会学習会 の学習会を下記の通り開催します。今回は、研究所の機関誌『リベラシオン』142号~145号に「スリランカレポート」を執筆した松本京子さんに報告していただきます。松本さんは、毎年スリランカを訪れて、農園の女性を支援しています。
本部会には、どなたでも参加できますので、多くの方のご参加をお待ちしています。
テーマ 「プランテーション(農園)の女性たち~スリランカの事例から~」
報告者 松本 京子さん (研究所会員/元四国学院大学教員)
○日 時 2月17日(日)14時~
○会 場 (社)福岡県人権研究所 (博多区吉塚本町13ー50、吉塚合同庁舎4階)
JR吉塚駅より徒歩5分
○申込み お名前を記入して研究所にFAXまたは℡でお申し込み下さい。
(FAX092-645-0387)(℡092ー645ー0388)
○参加費 無料
主 催 (社)福岡県人権研究所 外国人部会
※問合せ:(社)福岡県人権研究所 担当:柳井
℡092ー645ー0388
【※このイベントは終了しました】
人権教育・啓発に関する施策の総合的かつ計画的な推進をめざして「人権教育・啓発に関する基本計画(2002)」が示されてから10年が経過しました。この間、福岡県内においても人権文化豊かな社会に向けて、行政はもとより市民レベルにおける取り組みが進められてきました。
今回、様々な立場から進められてきた「人権文化」創造の取り組みを振りかえり、今後の取り組みのさらなる充実をめざして、下記のつどいを開催します。是非、ご参加下さい。
(テーマ)
人権の根っこを見据えて
~無関心とアレルギーを克服するために~
講師:稲積 謙次郞さん
(北九州市人権施策審議会会長、政府・地域改善対策協議会委員)
1956年早稲田大学政経学部卒、西日本新聞社入社、社会部長、政治部長、常務取締役編集局長を歴任。
1981年西日本新聞で展開した同和問題キャンペーンで日本新聞協会賞受賞。
著書は『ヒューマンライツは複数形』『君よ太陽に語れ』他。
○日 時 2013年2月15日(金)18時30分~20時30分
○会 場 富士見ホール (北九州市小倉南区富士見2ー8ー1)
北九州モノレール「城野駅」より徒歩3分
○参加費 500円
主 催 (社)福岡県人権研究所 / 北九州人権フォーラム21
(2012年度北九州市「人権の約束事運動推進活動支援事業」北九州人権フォーラム21第4回連続講座)
◇(講演要旨)
人権問題に対する人々の無関心とアレルギー現象が広がっています。なぜ、起きるのでしょうか。それを取り除き、人権を他人事でなく自分事として捉えるためには、様々な人権問題の根底に横たわる共通の構造と課題に視点を置いた、新しい切り口からの人権教育・啓発の再構築が求められています。
問合せ:(社)福岡県人権研究所(℡092ー645ー0388)担当:柳井
【※このイベントは終了しました】
教科書に部落問題が記述されるようになって、40年が過ぎます。その間、教科書改訂のたびに、歴史研究の成果や部落問題に関する認識の深化を反映して、取り上げられる内容や記述の仕方が変化してきました。部落問題に関する教科書記述はどのように変化してきたのか、その背景や意味をどのように考えればいいか、教育や啓発にあたって押さえておかなくてはならないことは何か等々について、教育・啓発の現場からの疑問も聞かれます。
(社)福岡県人権研究所は、前身である「福岡部落史研究会」の時代から、「史実と授業の結合をめざして」と題した研修会を開催してきました。本年度は、社会教育に携わる方々の参加も期待して名称を一部変更し、下記の要領で研修会を開催します。
教育・啓発に携わる方々をはじめ多くの市民の皆さんの参加をお待ちしています。
○日時 2013(平成25)年2月9日(土) 14:00~17:30
○会場 西日本総合展示場AIM(エイム)3階314/315会議室
(JR小倉駅北口すぐ)
○日程、内容
13:40-14:00 受付
14:00-14:10 開会行事
14:10-15:40 講演「教科書から士農工商が消えた?」
15:40-15:50 休憩
15:50-17:20 パネル討論「人権・同和教育・啓発の新時代に向けて」
17:20-17:30 まとめ・閉会行事
○講師、演題等
講師 阿南重幸さん(長崎県人権教育啓発センター、長崎人権研究所)
演題「教科書から士農工商が消えた?」
パネル討論「人権・同和教育・啓発の新時代に向けて-教育・啓発の現場からの問題提起とQ&A」
問題提起者 教育現場から 長岡俊光さん(北九州市立菊陵中学校教諭)
啓発現場から 加来康宣さん(築上町人権・「同和」教育研究会事務局長)
コーディネーター 加藤陽一 (社団法人福岡県人権研究所理事)
○参加費(資料代を含む)
1200円((社)福岡県人権研究所会員は1000円)
当日受付でお渡し下さい。
○事前申し込み 不要
主催 社団法人福岡県人権研究所
共催 北九州市同和教育研究協議会、北九州人権フォーラム21、福岡県高等学校 人権・同和教育研究協議会北九州地区連絡会
後援 北九州市、北九州市教育委員会
○お問い合わせ
社団法人福岡県人権研究所
〒812-0046福岡市博多区吉塚本町15-30 吉塚合同庁舎4階
電話 092(645)0388 FAX 092(645)0387
旧柳町遊郭街跡・寛政五人衆の史跡をめぐるフィールドワーク
【※このイベントは終了しました】
◆昨年度のジェンダー部会では会員の横田武子さんに旧柳町遊郭についてご報告していただき、今年はその旧柳町遊郭街跡のフィールドワークを企画しております。また、この旧柳町周辺には、寛政五人衆の事件の舞台となった芝居小屋や、処刑場もありました。寛政五人衆が無実の罪で処刑された日から今年の12月13日で212年目となります。今回のフィールドワークでは、旧柳町遊郭街とその周辺に残る寛政五人衆の史跡巡りを行います。部会員に限らず、ご関心のある方はぜひご参加ください。
12月22日(土)午後2時~ 原三信病院前 集合 (約2時間程度)
資料代:500円(保険料込み)
<講師紹介>
立石 武泰 さん
立石ガクブチ店経営。黒田官兵衛と大谷刑部のハイブリッド山口孫右衛門の子孫、博多年行司立石又左衛門の子孫。ハカタ・リバイバル・プラン設立(2006)、博多の街をまるごと博物館にしようと「はかた博物館 電柱歴史案内2,000年本プロジェクト」(日本財団助成事業・芸術文化振興基金助成事業)を開始。全国広告連盟鈴木三郎助大賞特別賞(2009)、福岡県屋外広告景観賞(2012)、ふくおか地域づくり活動賞(2012)受賞。
園田 久子 さん
(社)福岡県人権研究所理事。九州産業大学(人権・同和問題論)・下関市立大学(女性史)・福岡女学院大学(同和教育論)非常勤講師。主な著書は絵本『いのちの花』(丸木俊・絵)、論文集『おんな・愛・いのち』(ヘーゲル論・与謝野晶子論・森崎和江論)など。福岡市人権読本「ぬくもり」(中学校用)編集・執筆担当。
<お問い合わせ>
(社)福岡県人権研究所 (担当:田中)
〒812-0046 福岡県福岡市博多区吉塚本町13-50福岡県吉塚合同庁舎4階
電話(092)-645-0388/ 0387(FAX)
※参加ご希望の方は12月20日(木)までに研究所にお申し込み下さい。
【※このイベントは終了しました】
今回のフィールドワークは、飯塚市文化財保護課の協力で、
飯塚市勢田にある旧松喜醤油屋の見学と、その周辺の史跡を巡ります。
旧松喜醤油屋は、幕末から明治時代初期に建築されたといわれる商家です。
醤油製造は明治四〇年代まで行われ、隣接して醤油工場もありました。
現在残る家屋は母屋と離れで、母屋には筑前竹槍一揆の際につけられたとされる大黒柱のきずあとがあります。
また、タンスと階段を兼ね備えた豪華な箱階段、船底をひっくり返した形をした船底天井、
離れには個人の家には珍しい月見台があります。
現在、家屋は飯塚市の有形文化財として保存されています。 (飯塚市文化財保護課発行リーフレットより)
≪講演&フィールドワークの概要≫
「筑前竹槍一揆と旧松喜醤油屋 周辺の史跡を巡る」
・日時 11月23日(祝)
9:30受付 10:00開会 15:30終了(予定)
・講師 石瀧豊美さん
(イシタキ人権学研究所所長/福岡県人権研究所理事)
・会場 飯塚市歴史資料館 (集合・解散)
飯塚市柏の森959-1 /TEL 0948-25-2930
(JR新飯塚駅東口より徒歩約5分、駐車場有り)
・内容 講演【筑前竹槍一揆について】
資料館見学【長崎街道展、山本作兵衛さんの原画など】
フィールドワーク【旧松喜醤油屋、周辺史跡(炭坑跡)など】 約5㎞(小雨決行)
・参加費 (保険代・資料代・入館料含)
一般1500円/研究所会員1200円/高校生以下無料
※昼食は各自でご持参下さい。
●「筑前竹槍一揆」とは---------------------------------------------------
明治4年の「解放令」施行から2年後の6年6月、筑前地域で起きた大規模な一揆。
10万人が参加したと言われる。一揆は福岡・博多を巻きこみ県庁を打ちこわした。
文明開化政策を進める明治政府と福岡県に対する反発からおきた一揆であるが、
「解放令反対」を掲げて被差別部落を襲撃、1500戸以上が焼かれた。
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主催 : (社)福岡県人権研究所
後援 : (予定)福岡県教育委員会/飯塚市/飯塚市教育委員会/
福岡県人権・同和教育研究協議会/部落解放同盟飯塚市協議会
申込み : 準備の都合上、11月2日(金)までに(FAXまたはメールで)お申込み下さい。
問合せ : (社)福岡県人権研究所
〒812-0046 福岡市博多区吉塚本町13-50福岡県吉塚合同庁舎4階
電話 092-645-0388 /FAX 092-645-0387
Email yanai@ace.odn.ne.jp
参加申込書はこちら↓よりダウンロード
(PDFファイル)http://www.f-jinken.com/upload/No10_tikuzen_takeyari.pdf
(JPG画像ファイル) http://www.f-jinken.com/upload/No10_tikuzen_takeyari.jpg
【※このイベントは終了しました】
(社)福岡県人権研究所「人権プロジェクト"石瀧塾"」主催
2012年度 「歴史との遭遇」Ⅲ
平素、さらりと通り過ぎている町並み。そんな町並みの中に歴史がいっぱい詰まっています。
「2012年度"歴史との遭遇 Ⅲ"」と題して、本年度は粕屋郡新宮町相島を中心に、
近世(福岡藩関連)・近世以前と出会うフィールドワークを企画しました。今年も、一緒に歩いてみませんか。
○期日 8月19日(日) 小雨決行
<相島渡船11時30分に乗ります。>
(新宮町コミュニティバスで渡船場まで行きます。)
JR福工大前駅発(11:01)に乗ります。
○集合場所
1 JR福工大前駅 10時30分
2 新宮町渡船場 11時15分
・コミュニティバス 100円
・渡船代 大人片道460円
・渡船駐車場代12時間 300円
○講師 石瀧豊美さん、相島歴史の会
□主な研修内容
・伊能忠敬測量日記
・朝鮮通信使関連
・積石塚古墳群
・元寇関連 など
○参加費500円
<連絡先>
・「石瀧塾」世話人 塚本博和
(携帯 090-4999-0873)
・(社)福岡県人権研究所
(℡ 092-645-0388)
・参加ご希望の方は人権研にFAXして下さい。
(FAX 092-645-0387)
<新宮相島の恵比寿祭>
★申し込み締切 2012年 8月13日
※欠航などで相島に行けないときは、新宮町シーオーレ新宮にて座講します。
参加申込書はこちら↓よりダウンロード(PDFファイル)
http://www.f-jinken.com/upload/ishitakijuku.pdf
[※このイベントは終了しました]
本年度、(社)福岡県人権研究所では、近年の部落史研究が明らかにしてきたことや課題を明らかにし、啓発や教育、あるいは運動の現場に活かしていただくために、部落史連続講座を開催いたします。
6月24日の当研究所総会後に行いました、上杉聰さんの記念講演会「賤民廃止令後の近代部落差別をどうとらえるか ~最新の史料をもとに考える~」は、その第一回目にあたります。
第二回~第四回につきましては、下記の講師で一日集中講座を予定しています。是非ご参加ください。
1.日 時:2012年 8月8日(水)10:00~17:00
2.会 場:福岡県部落解放センター 4階大会議室
福岡市博多区千代1-29-12 (092-651-7333)
アクセス:JR鹿児島本線「吉塚駅」から徒歩5分。
地下鉄箱崎線「千代県庁口」から徒歩5分。
パピヨンプラザ(ショッピングモール)前
3.タイムテーブル ・10時~11時半
<中世> 服部 英雄さん(九州大学大学院教授)
テーマ 「中世被差別民の実相~河原ノ者と非人」
・13時~14時半
<近世> 寺木 伸明さん(桃山学院大学特任教授)
テーマ 「近世被差別民の実相~皮多と非人番を中心として」
・15時~16時半
<幕末> 布引 敏雄さん(大阪観光大学名誉教授)
テーマ 「幕末の長州藩被差別民」
4.参加テキスト代 (会員)1500円 (非会員)1800円 (学生)500円
懇親会費 3500円程度(自由参加)
5.申し込み・問い合わせ:(社)福岡県人権研究所
〒812-0046 福岡市博多区吉塚本町13-50福岡県吉塚合同庁舎4階
電話 092-645-0388 /FAX 092-645-0387
主催:(社)福岡県人権研究所
後援(申請中):福岡県教育委員会/福岡市教育委員会/福岡県教職員組合/福岡市教職員組合/福岡県高等学校教職員組合/部落解放同盟福岡県連合会/福岡県人権・同和教育研究協議会/福岡市人権教育研究会
参加申込書はこちら↓よりダウンロード(PDFファイル)
http://www.f-jinken.com/upload/moushikmi.pdf
講師ご紹介--------------------------------------
服部英雄 (はっとり ひでお)
<講師プロフィール>
1949年名古屋市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。
東京大学文学部助手、文化庁文化財保護部記念物課文化財調査官を経て、
現在九州大学大学院比較社会文化研究科教授、研究院長を兼任する。
<講座紹介> 「中世被差別民の実相~河原ノ者と非人」
荘園の現地調査や市町村史編纂への参加で、各地において(旧)被差別部落での聞き取り調査を行ってきた。この春に『河原ノ者・非人・秀吉』を上梓し、中世における差別の問題を考えた。この本を書き上げるなかで考え、また書き上げた後で考えたこと、を述べてみたい。中世およびそれ以前における差別の歴史、屠者の問題、食肉の穢とはなにか(兎、猪、鹿、山鳥と牛馬はどうちがうのか)、そして部落史研究と絵画資料のことを中心におはなしできたらと考えている。
寺木伸明 (てらき のぶあき)
<講師プロフィール>
1972年大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。大阪府立吹田
高等学校定時制教諭、大阪市教育研究所所員を経て、現在桃山学院大学国際
教養学部特任教授、部落解放・人権研究所理事長、全国大学同和教育研究協
議会副会長、全国部落史研究会代表。
<講座紹介> 「近世被差別民の実相~皮多と非人番を中心として」
苛酷な身分差別社会の底辺でたくましく生き抜いてきた被差別民の真実の一端を、大阪・和歌山・三重の事例を通して見ていきたい。(1)皮多身分については、河内国石川郡新堂村内(現大阪府富田林市)皮多の草場と死牛馬取得の実態を報告するとともに、紀州藩牢番頭諸役のうち、高度の医薬知識を要した療治役の実態を明らかにしたい。(2)非人番については、摂津国豊島郡内の現箕面市域及び紀州藩松坂領(三重県松阪市)を取り上げて、地域の安全に尽くした、彼らの職務内容や生活の様子を紹介したい。
布引敏雄 (ぬのびき としお)
<講師プロフィール>
1942年生まれ。長年にわたって長州藩(山口県)の被差別部落の歴史を掘
り起こしてきた。著書に『長州藩部落解放史研究』三一書房・1980年刊、
『長州藩維新団―明治維新の水平軸』解放出版社・2009年刊など。
<講座紹介> 「幕末の長州藩被差別民」
幕末長州藩の被差別部落民―「有志」と「力量」
明治維新という社会的大変革―これを象徴する言葉は「有志」と「力量」。幕府を打ち破った長州藩の新軍隊では「有志」と「力量」(能力)が重んぜられ、従来の身分や家柄は度外視された。その最も際だったものが被差別部落民の兵士登用である。部落民の側からみれば、差別に負けず、解放をめざし、営々たる努力の結果として「有志」と「力量」を身に付けるに至っていただけのことである。
下記の通り、本法人の通常総会と講演会を開催致します。
今回の講演は、大阪から上杉聰さんをお招きして、壬申戸籍編成の際の新資料を元に、江戸時代の被差別身分に対する差別が、どのようにして近代の部落差別に再編成されていったかを解説していただきく予定です。講演会はどなたでも参加できます.
1.日時:2012年6月24日(日)
①通常総会:14時~15時
②「上杉聰さん講演会」:15時15分~17時15分(予定)
演題:「賤民廃止令後の近代部落差別をどうとらえるか~最新の史料をもとに考える~」
講師:上杉聰さん(大阪市立大学 人権問題研究センター教員)
※人権研究所会員外の方は資料代として500円が必要です。
2.会場:福岡県教育会館 第1会議室
福岡市東区馬出4丁目12-22
市営地下鉄「箱崎宮前駅」(徒歩3分)
電話:092-631-4600
3.申込問合せ:092-645-0388(社)福岡県人権研究所
— 上杉聰さん —
・1947年岡山県生まれ。
上智大学文学部哲学科卒業。
・ 大阪市立大学 人権問題研究センター(教員)
「筑前竹槍一揆論」(海鳥社:1988年、石瀧豊美さんとの共著)、「天皇制と部落差別」(三一書房:1990年)、「明治維新と賤民廃止令」(解放出版社:1990年)、「部落を襲った一揆」(解放出版社:新装版2011年)、「これでわかった!部落の歴史」(解放出版社:2004年)、「これでなっとく!部落の歴史」(解放出版社:2010 年)等、部落史に関する著書多数。。
本年度、福岡県人権研究所では、近年の部落史研究が明らかにしてきたことや課題を明らかにし、啓発や教育、あるいは運動の現場に活かしていただくために、部落史連続講座を開催いたします
総会後に行う、近代部落差別の成立をテーマにした上杉聰さんの記念講演は、その第一回目にあたります。第二回~第四回につきましては、下記の講師で予定しています。是非ご参加ください。
日時:8月8日(水)10時~17時
会場・参加費:決まり次第掲載します。
・10時~(予定)
— 中世 —
服部 英雄さん(九州大学大学院教授)
テーマ「中世被差別民の実相~河原ノ者と非人」
・13時~(予定)
— 近世 —
寺木 伸明さん(桃山学院大学特任教授)
テーマ「近世被差別民の実相~皮多と非人番を中心として」
・15時~(予定)
— 幕末・維新 —
布引 敏雄さん(大阪観光大学名誉教授)
テーマ「幕末の長州藩被差別民」
問合せ:092-645-0388(社)福岡県人権研究所