ブックレット菜の花7 人権教育の新しい地平へ 同和教育の視点と「かがやき」活用の可能性
谷口研二 著
ISBN 4938725169
2002/4発行 価格 1,050円(税込) 在庫:△
【解説】
本書は、著者が、1996年と1999年に、北九州・福岡・筑後地区の同和教育研究会主催の研修会で行った問題提起と、2000年に福岡県同和教育研究協議会(当時)主催の「「かがやき」実践研修会」で行った問題提起をもとに再構成したもの。
「私は、同和教育を、教育における『特別対策』だと考えたことはありません。
それは、日々営まれている教育・学校・授業の質を問い、生き方・在り方を問うていく視座、「教室から飛び立ち、教室に還る」ための様々な発想を示唆するものとしてありました」本書「はじめに」より
これまでの同和教育が提起してきたことを整理し、これからの教育や学校や授業の可能性を探っていこうとする試みの書。
【内容構成】
はじめに
・「同和教育の視点」とは何か
認識の仕方と行動の仕方
同和教育が提起してきたいろいろな「発想の転換」
1)子ども観の転換
2)教師観の転換
3)教育という概念の転換
4)集団イメージの転換
5)教育実践の検証方法の転換
6)教育内容の質の転換
・授業デザインの転換の展望
1)「学習権の保障」の中心課題の変遷
2)参加の平等、結果の平等の後にくる課題
3)学校を「意味のある場所」にすること
4)展望1 - 「できる」「わかる」「参加する」
5)展望2 - 「知ってるつもり」「ふしぎ発見」「ためしてガッテン」
・子どもとおとなのエンパワーメント - 「かがやき」活用の可能性(1)
「かがやき」活用の意義
「かがやき」活用の視点
1)表現とコミュニケーション - 「かお」、「顔」
2)エンパワーメントの物語 - 「とうちゃんはトビ」
3)今を生きる力 - 「TAKE OFF」
4)「関係ないやん」からの解放 - 「一番わかってほしいこと」
・自分・他者・世界へのもう一つの窓口 - 「かがやき」活用の可能性(2)
教材・教材開発・授業の成立
「かがやき」活用の視点
1)固有名詞の復権 - 「顔・名前・命・暮らし」
2)対話能力の回復 - 「ことばは、だれに」
3)命への感受性 - 「タアちゃん、がんばれ」
4)人生の「壁」の超え方 - 「大きくなったね」
わかる楽しさ、学ぶ喜びのために
資料 同和教育副読本「かがやき」作成の意義と活用について:福岡県教育委員会
- 商品名
- ブックレット菜の花7 人権教育の新しい地平へ 同和教育の視点と「かがやき」活用の可能性
- 登録日時
- 2012/06/20(水) 20:03
- 分類
- 出版書籍::ブックレット菜の花